跡取りの一人っ子だったので、お袋は心配をして育てたと思います。しつけを厳しく教えられ、ただの一度も誉められた記憶がありません。誉めるとお前は天狗になると言われましたが、最後に可愛いが故に厳しく育てたと言われたのを母の日に思い出し仏壇に手を合わせました。

今から17年前に町会長になった時、先輩町会長として分からない事あったら聞きに来いと言われ一緒にバス旅行した顔のワイシャツの梶会長。巨人が好きで某国の主席のワイシャツを作った話忘れません。 また神田の看板が一つ無くなります。 堀井は必ず残れよの言葉守ります。

私の結婚式に、神田藪蕎麦の先々代の大旦那さんが「何故富士山が日本一か分かりますか？日本一高いばかりでなく日本一の裾野を持っているから日本一なんです。これから業界も自分自身も裾野を広げる努力をして下さい」と言われました。 未だに富士山の五合目辺りをうろついている四代目です。

四代目「お暇なら来てよね私寂しいの」 娘「どうした薬切れたか」 四代目「五月と言えばみどりさんでしょう」 娘「だから緑色の変わり蕎麦が多かったんだ」 四代目「天駆けるそらまめ切り蕎麦作りました」 娘「五月蝿いと書いてうるさいと読むパパの事だな」

親父に江戸っ子は「五月の鯉の吹き流し　口先ばかりではらわたはなし」と三脱の教えがある。相手に年齢 職業 地位を聞かない、そんな物で人を評価する人と付き合わないのが江戸っ子の生き方だと教えられました。 何も持たないのが江戸っ子だと子供の日に鯉のぼりを見て思い出しました。